倉敷市立帯江小学校にから令和元年度人権教育講演会の講師として、
朝日学園学園長で岡山立志教育支援プロジェクト副理事長の鳥海十児(みつじ)先生への
要請があり、山下耀広さん(録画担当)と角田が随行して参加しました。
鳥海先生の志授業は、独特の話術で終始子どもたちを惹きつけられ、
子どもたちとキャッチボールをされながら、ユーモアたっぷりに展開されます。
その匠の授業が、また見られると期待して、帯江小学校へ出かけました。
帯江小は日曜参観日で、6年生220名と保護者約120名という大人数の参観となります。
志授業では、定番として90分間(2校時分)で行いますが、
当校からは「45分間で」という短時間の要請があり、
鳥海先生がどのように全体を圧縮されるのか、興味深いところでした。
先生の志授業の導入部分では、漢字クイズで始められ、
「鳥海」という先生のお名前を強烈に子どもたちに印象づけられます。
また、「ミッキー先生」というニックネームのご紹介や
ミッキーマウスの帽子をかぶられ親近感を持たせられるので、
子どもたちとの距離が一気に縮まります。
「ウサギとカメ」の寓話も、定番では最後の方で扱いますが、鳥海版では冒頭で出されます。
しかも、可愛いぬいぐるみの小道具を使われます。
では、何を省略されるか、、、。岡山県の志ある先人三人を扱われず、
「夢・目標・志」に焦点化されました。あとは、社会貢献を目指す「お役立ち山」の紹介です。
常に、説明ではなく熱く「語られる」ので、子どもたちの心に染み入る授業だと感じ入りました。
この後、保護者の皆さんに対して、
志授業をサポートして頂くようにお願いする講演がありました。
普通の「教育講演」ではなく、子どもにどのように「志を持たせるか」、
今日の授業を家庭でどのように「フォローするか」という内容で、非常に参考になりました。
閉会時の女性校長先生のお言葉が素晴らしかったです。(角田みどり)