先日来の県下各市長訪問です。
今回は井原市の大古市長さんと面談させていただきました。
今回の面談には角田と平井のNPOスタッフ2名でお伺いしました。
面談してくださったのは、大舌勲市長さんと伊藤佑二郞教育長さんでした。
お二人は、私たちがお渡しした副読本、第1回立志教育支援フォーラムプログラム、
志授業実施記録などの資料に基づいた説明に熱心に耳を傾けてくださいました。
特に、子ども達の心に夢や志を育てることについて、深くご共感頂きました。
丁度、この日、大舌市長さんは小学校現場に出かけられ、
総合学習の時間を使って「市長さんと語る」のご授業をされ、帰られたばかりのようでした。
そのお話が感動的で、大舌市長さんのお話に聴き入ってしまいました。
5・6年生合わせても10数名の井原市内の小学校で、市長のお仕事などについてお話しされた後、
子ども達に自由に質問をさせた中で、
普段は消極的で決して質問をするような子どもじゃない男の子が
「市長さん、失敗はしたことありますか!」という質問を小さな声で尋ねたそうです。
大舌市長さんは、「失敗は何度もしたことがあります。でも、決して後悔はしません。
反省はします。失敗は何回繰り返しても、成功につながるからです」と答えられたそうです。
そして、授業の最後に、
子どもたち一人一人に「今日のお話で一番心に残ったことは何ですか!」という
担任の先生の質問に対して、
その男の子は「失敗をしても、後悔しないこと。
反省をしていたら、失敗は何回しても、成功につながる」と言ったそうです。
あの子がこんな事をよく発表出来た、と先生方は驚いたそうです。
子どもたちは、ある意味緊張して授業に臨み、学習したことを深くこころに刻んだのです。
このお話をお聞きしながら、これは市長さんによる「志授業」なのだと感心いたしました。
素晴らしい実践ですね。
伊藤教育長さんからは、井原市がキャリア教育に重点を置かれておられ、
特に高校生に対しては、大学で県外へ出てしまわないように
地元の企業とのガイダンスを積極的に実施されているようです。
郷土愛を培い、故郷に貢献する人財を育むことは重要です。
面談の終わりの方では、
「お互いに、志を高く持たせる教育の方向は、同じですね」と、お墨付きをいただき、
大変有り難く思いました。
今後、井原市内の小学校にも広報をお願いし、市内からの志授業のご依頼があれば、
遠くても岡山からの出前講座をいたしますと約束をいたしました。
大変心地よい対応をしていただき、感謝です。ありがとうございました。
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