岡山市立幡多小学校から、4年生4学級の志授業の依頼が来ました。
体育館などで4学年全体を一堂に会して実施する場合もありますが、
今の時期は厳寒期で体育館は非常に冷えます。しかもインフルエンザの季節なので、
一カ所に多数の児童を集合させるのは感染しやすく、保健衛生的にも望ましくありません。
そこで、当プロジェクトとしては、4人の認定講師を派遣して、
同時に4クラスの志授業実施となりました。
4年生の志授業では6年生とは反応が異なり、
非常に可愛く、素直な感想が出てくるので、楽しく授業を展開できます。
黒板に「志の授業」と書いただけで、「あっ、志村けんの授業じゃあ!」と聞こえて来たので、
笑ってしまいました。子どもにとって、「志」は「志村けん」なのですね。(笑)
10歳は、自分の人生の方向性を自分の考えで決めることが出来る、
2分の1成人式を迎えること、自分の夢や目標を達成するだけでなく、
人のため世のために、社会貢献をして、大勢の人から感謝される人間になることが、
自分の人生を豊かにすることになることなど、
4年生の児童に理解出来るように、かみくだいて話しました。
3分間で自分の「よいところ」「自慢出来ること」をいくつ書き出せるかをしてみました。
ある女の子が20個ある表に18個も自分の長所を書き出していて、
その中に「人を笑顔にすることが出来る」とあって感心しました。
授業後に、「お役立ち山」を書く時間があり、「アレルギー反応を起こさない、
体に優しいケーキを作るパティシエになる」と書いた別の女子がいて、微笑ましく思いました。
本日の1時間で、自分の目指す北極星をすぐに見つけられなかった子どももいると思いますが、
この学習を体験することで、これから先の生き方を考えるという視点が身に付いたと確信します。
だから、志授業が意義ある学習となるのです。(角田みどり)
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