2023年9月16日(金) 小学校長会にて「志授業」普及推進を依頼

岡山市小学校長会が主催する「9月定例校長会」に出席させていただく機会を得ました。

私たちNPO法人岡山立志教育支援プロジェクトが、

岡山県下での普及推進に努めている立志教育「志授業」について、

その提唱者でいらしゃる角田識之先生に関するご紹介、

その意義、ねらい、成果、全国での拡がり、加えて学校での実施方法などを、

岡山市内の小学校長86名の先生方に対して説明をさせていただき、

今後2学期からの授業実践をお願いしました。

志授業について話したことは下記です。

◆子ども達が授業の中で自分自身のよさ(長所)を見つけ、自己肯定感を高めながら、

自らの将来設計を立て、社会のため世の中の人々のために役に立てる人間になるには

どういう職業選択があるかを見つけて、

自己実現を図れるようにするお手伝いをするものです。

◆自分の人生は、自分が決めるというスタートに立つことを学ぶ授業です。

一旦、自分が目指す目標、夢、志(揺るがぬ北極星)が見つけられた子どもは、

放っておいても自ら学び、勉強をするようになります。

そして、目標達成までは、「決して諦めない」という強い信念で突き進むことの大切さを、

様々な事例から学ぶようにします。

◆「志授業」は、偏った思想教育でも宗教教育でもなく、

文部科学省も推奨している「キャリア教育」であり、道徳教育なのです。

◆「志授業」の指導にあたるのは、

(一社)志授業推進協議会の一定のレベルの試験に合格した「認定講師」が行います。

◆学校現場に出向いての「志授業」は、講師謝金や交通費など、一切の御礼はいただきません。

まったくの無償ボランティアです。

認定講師には、会社経営者、医療関係者、元教員、農業従事者、大学関係者、現役大学生など、

県下で26名が学校現場に出向き、活躍しています。

授業の中で、子ども達の瞳が輝き、将来に向けての自分なりの生き方を発表する姿に、

認定講師の皆さんは、大きな歓びを感じています。

◆授業は、基本的には、90分(2校時分)いただき、

授業の最後では、「お役立ち山」を作成し、年齢を追う毎に自分のあるべき姿を明確にしながら、

目指す山の頂上を思い浮かべます。

この作文をまとめての文集を作成されたり、志発表会を開かれる学校もあります。

最近では、参観日に「志授業」を実施し、

親子で将来のことを話題にするいい機会になっています。

昨年度も校長会でお願いをさせていただいた後は、

次々に「志授業」の出前講座のご依頼が校長先生や、担当の先生方から届きました。

認定講師は胸を踊らせながら、学校現場に出向きます。