岡山市小学校長会が主催する「9月定例校長会」に出席させていただく機会を得ました。
私たちNPO法人岡山立志教育支援プロジェクトが、
岡山県下での普及推進に努めている立志教育「志授業」について、
その提唱者でいらしゃる角田識之先生に関するご紹介、
その意義、ねらい、成果、全国での拡がり、加えて学校での実施方法などを、
岡山市内の小学校長86名の先生方に対して説明をさせていただき、
今後2学期からの授業実践をお願いしました。
志授業について話したことは下記です。
◆子ども達が授業の中で自分自身のよさ(長所)を見つけ、自己肯定感を高めながら、
自らの将来設計を立て、社会のため世の中の人々のために役に立てる人間になるには
どういう職業選択があるかを見つけて、
自己実現を図れるようにするお手伝いをするものです。
◆自分の人生は、自分が決めるというスタートに立つことを学ぶ授業です。
一旦、自分が目指す目標、夢、志(揺るがぬ北極星)が見つけられた子どもは、
放っておいても自ら学び、勉強をするようになります。
そして、目標達成までは、「決して諦めない」という強い信念で突き進むことの大切さを、
様々な事例から学ぶようにします。
◆「志授業」は、偏った思想教育でも宗教教育でもなく、
文部科学省も推奨している「キャリア教育」であり、道徳教育なのです。
◆「志授業」の指導にあたるのは、
(一社)志授業推進協議会の一定のレベルの試験に合格した「認定講師」が行います。
◆学校現場に出向いての「志授業」は、講師謝金や交通費など、一切の御礼はいただきません。
まったくの無償ボランティアです。
認定講師には、会社経営者、医療関係者、元教員、農業従事者、大学関係者、現役大学生など、
県下で26名が学校現場に出向き、活躍しています。
授業の中で、子ども達の瞳が輝き、将来に向けての自分なりの生き方を発表する姿に、
認定講師の皆さんは、大きな歓びを感じています。
◆授業は、基本的には、90分(2校時分)いただき、
授業の最後では、「お役立ち山」を作成し、年齢を追う毎に自分のあるべき姿を明確にしながら、
目指す山の頂上を思い浮かべます。
この作文をまとめての文集を作成されたり、志発表会を開かれる学校もあります。
最近では、参観日に「志授業」を実施し、
親子で将来のことを話題にするいい機会になっています。
昨年度も校長会でお願いをさせていただいた後は、
次々に「志授業」の出前講座のご依頼が校長先生や、担当の先生方から届きました。
認定講師は胸を踊らせながら、学校現場に出向きます。